日本の平均寿命
日本の平均寿命は、長寿国家として世界的に有名です。日本人の平均寿命は、1960年代には男性が約67歳、女性が約73歳と、世界的に見ても比較的高い水準でしたが、それ以降、年々増加しています。
まずは、1960年代から現在までの男女別の平均寿命を表にまとめてみました。
出典: 総務省「人口推計」
この表を見ると、男女ともに平均寿命が増加していることがわかります。特に女性の平均寿命は、1960年代の約73歳から、現在は約89歳にまで伸びています。
また、男女間の平均寿命の差も縮まってきています。1960年代には、男性の平均寿命が女性の平均寿命を下回っていましたが、現在では男女ともに80歳を超える高齢化社会となっています。
日本の平均寿命が増加している背景には、医療や健康に関する取り組みが挙げられます。たとえば、1961年に制定された国民健康保険法によって、国民の医療保険制度が整備されたことが大きな要因です。これによって、医療費が安価になり、医療の普及が進んだことで、病気にかかった場合でも早期治療が可能になったため、死亡率が低下し、平均寿命が伸びたと考えられます。
これらのデータから、日本は長寿国家であり、医療や健康に関する取り組み、食生活の改善などが平均寿命の延長に貢献していることがわかります。ただし、今後は高齢化に伴う課題もあり、健康寿命の延伸や医療制度の見直しなど、さまざまな対策が必要となってくるでしょう。
世界平均寿命ランキング一覧
続いて、世界の平均寿命を紹介します。
世界の平均寿命は、男性が72.7歳、女性が77.5歳で、日本の男性平均寿命は世界第5位、女性平均寿命は世界第2位となっています。一方で、アフリカ諸国の多くの国々では、平均寿命が60歳台前半までと低い水準にとどまっています。また、南アジアのインドやパキスタン、バングラデシュも、平均寿命が70歳前半程度と低い水準にあります。
以下に、ランキング形式で表にまとめてみました。
世界保健機関(WHO)の発表を参考(2021年時点)
平均寿命は、国や地域の経済力や医療水準、栄養状態、生活習慣などに影響されます。世界の平均寿命は、国や地域によって大きな差があることがわかります。健康寿命を延ばすためには、健康的な食生活や適度な運動、喫煙や飲酒などの生活習慣の改善が重要であり、また、適切な医療や健康管理も必要不可欠です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本をはじめとする先進国の国々はやはり平均寿命が高い傾向にあり、国や地域の経済力や医療水準、栄養状態、生活習慣などが大きく影響することがわかりましたね。
今後の経済成長に伴い、世界各国の平均寿命がどう変化していくのか、注目です。
コメント