薄毛になる原因と予防方法を詳しく解説【2023最新】

髪の毛はなぜ抜けるのか?

そもそもなぜ髪の毛は抜けるの?

その仕組みを知るためには、まず髪の毛の「毛周期」について知る必要があります。

☐成長期前期後期:3~5年

☐退行期:2~3週間

☐休止期:2~3か月

休止期に突入した髪の毛は成長が止まり、やがて抜け落ち新たな髪の毛として生え変わります。この時の毛は日頃のブラッシングなど軽い力で抜けるため、人間は1日に約50〜100本ほど髪の毛が抜るといわれています。

このヘアサイクルが何かしらの原因で乱れると、抜け毛が増えてしまい、薄毛が進行してしまうのです。

これが、薄毛が進行する大まかな仕組みです。

では、ヘアサイクルが乱れる原因とはいったい何なのか?

それを次のパートで解説していきます。

薄毛になる原因

薄毛になる原因には大きく以下の5つがあります。

1.血液循環不足

髪の毛は、毛乳頭にある毛細血管から栄養を補給されることで成長しますが、血液の循環が悪くなると毛細血管から栄養が十分に行き渡らなくなり、髪の毛が抜けやすくなってしまいます

頭皮の血液循環が悪くなる原因としては、

加齢による毛細血管の減少

・睡眠不足、生活習慣の乱れによる毛細血管の減少

などがあります。

2.男性ホルモン

実は、男性ホルモンが多いと薄毛になるという説に明確な医学的根拠はありません

そもそも男性ホルモン自体は悪い成分ではなく、男性の健康を支えるのに欠かせないホルモンです。

ではなぜ、男性ホルモンが薄毛の原因になるといわれているのでしょうか?

その理由は、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンにあります。

DHTとは、テストステロン5αリダクターゼが結合することで生成されるホルモンで、この5αリダクターゼが、AGA(男性型脱毛症)の原因になってしまうのです。

具体的には、5αリダクターゼにはテストステロンを薄毛ホルモンのDHTに変換させる作用があるため、5αリダクターゼが活性しやすいと薄毛になるというわけです。

男性ホルモンが多いと薄毛になるといわれているのはこのような理由のためです。

3.脂漏

脂漏とは、正式には「脂漏性皮膚炎」といい、皮脂の過剰分泌が原因で頭皮がベタつき、ニキビや炎症・湿疹などを引き起こします。

その結果、頭皮環境が悪化し、抜け毛が進行してしまいます。(脂漏性脱毛症といいます)

原因にはホルモンバランスの乱れや洗髪のしすぎなど様々ありますが、1番の原因は頭皮の「カビ」です。

実は人間の頭皮には健康状態であっても、マラセチアと呼ばれる常在菌が存在しています。このマラセチアは健康時には特に問題を引き起こさないのですが、頭皮の皮脂や汗をエサにし増殖すると炎症を引き起こしてしまい、脂漏性皮膚炎になってしまいます。

脂っこい食べ物をよく食べたり、睡眠不足などの生活習慣が乱れていると頭皮の皮脂量が増えてしまい、カビが発生しやすくなってしまいます。

4.ストレス

ストレスが薄毛に悪影響を及ぼすとされている理由は以下の通りです。

自律神経の乱れ

自律神経とは、内臓や血管といった臓器の働きを調整して心や身体の調子を整える神経で、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。

ストレスを受け続けると、この交感神経が働き続けてしまい、血液の循環不足や睡眠不足を引き起こします。

その結果、薄毛の原因となってしまうのです。

自己免疫疾患

自己免疫疾患とは、本来身体を守るはずの免疫が何らかの異常によって身体を攻撃してしまう症状です。

この際、免疫の攻撃対象が毛根となり抜け毛などの症状を引き起こしてしまうことがあります。

主な症状としては、円形脱毛症などがあります。

ホルモンバランスの乱れ

ストレスがかかると身体のホルモンバランスが乱れ、薄毛を引き起こすホルモンが過剰に分泌されるようになることで、薄毛の原因となります。

詳しくは、上の「男性ホルモン」のパートで説明していますのでそちらをご参照ください。

5.遺伝

薄毛遺伝子を受け継ぐ確率は25%程度と言われており、両親や祖父母など身内の方が薄毛の場合、25%の確率で薄毛が遺伝してしまう可能性があります。

しかし、遺伝だから全く防ぎようがないかというとそんなこともありません。

遺伝子検査を受け、遺伝子検査によって薄毛遺伝子の存在を早い段階で知る事ができれば、AGA治療で適切な早期治療を受けることができます。

薄毛を防ぐ方法

ここまで、薄毛になる原因について解説してきました。

ここからは、薄毛を防ぐために今すぐにでも実践できる予防法を解説していきます。

育毛剤・発毛剤を使用する

育毛剤や発毛剤を使用するといっても、しっかりと有効成分が含まれているものでなければ意味がありません

以下の有効成分が含まれているものを使用するようにしましょう。

☐発毛を促進する成分ミノキシジル

☐抜け毛を予防する成分フィナステリド・デュタステリド・プロペシア

※育毛剤:抜け毛の予防や育毛の目的で、頭皮に塗布して使う薬剤
※発毛剤:発毛を促して新しい頭髪が増えることを助ける薬剤

特に育毛剤や発毛剤の中には、ほとんど有効成分が含まれていないにもかかわらず、発毛効果を謳っている商品が沢山あります。

ご購入の前に、有効成分が含まれているのかしっかりと確認をするようにくれぐれもご注意ください。

生活習慣を整える

運動不足や睡眠不足・栄養バランスの偏りなど、生活習慣が乱れるとホルモンの乱れや自律神経の乱れを引き起こし、薄毛を進行させてしまいます。

規則正しい生活リズムを意識し、整った生活習慣を心掛けましょう。

薄毛予防効果の高い食べ物を摂取する

食事の際は、栄養バランスをバランス良く摂取することが何よりも大切ですが、薄毛を予防するためには薄毛予防に効果のある栄養素を多く含んだ食べ物を摂取する必要があります

詳しくはこちらの記事で解説していますのでご参照ください↓

湯船につかる

皆さんは入浴時、しっかりと湯船につかっていますか?

シャワーだけで済ますという方も多いかと思いますが、湯船にしっかりとつかることで身体の血液循環が良くなり、頭皮までしっかりと血液が行き渡るため、薄毛の予防に非常に効果的です。

血の巡りがよくなると、体に溜まっていた疲労物質や老廃物の回収が促進されるだけでなく、筋肉や靭帯のこりによる痛みもほぐれ軽減するなど、薄毛予防以外にもたくさんのメリットがあります

季節によっては毎日湯船につかるのは難しいかもしれませんが、ぜひ入浴の際はしっかりと湯船につかるようにしましょう!

洗髪の仕方を見直す

意外と多いのが、洗髪時の洗い残しやすすぎ残しによる頭皮の炎症です。

頭皮にシャンプーやトリートメントが残っていると、毛穴を塞いでしまい、頭皮の炎症につながります。

また、特に男性の方は皮脂量が多いので汚れをしっかりと落とそうと、洗髪時に爪を立てて頭皮を強く擦る人も多いです。

洗髪時は優しい力で洗い、洗い残しやすすぎ残しがないように注意しましょう。

頭皮マッサージをする

頭皮をマッサージすることで、血流を良くし、薄毛の予防をすることができます。

詳しくは以下の動画を参考にしてみてください↓

(出典:美容整体のうちやま先生。)

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は薄毛になる原因と予防方法について解説しました。

薄毛は確かに遺伝によるところが大きいのも事実ですが、ちょっとした生活習慣の改善で将来薄毛になる可能性を一気に減らすことができます。

この記事を参考に、まずはできることから始めていきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました